「確定拠出年金ってそもそも何?」「確定拠出年金は難しい」「確定拠出年金制度を理解するのが面倒くさい、だからもうやめた」そんな声がよく聞かれます。
確かに、4字熟語以上の漢字6文字なので、どんどん理解が難しくなりますよね。そうなんです。見た目から小難しいんですよね。
「拠出って何?」「年金? あー、もともと年金の事なんてわかんない」「年金なんてまだまだ先の話」こんな声もよく聞きます。
では、ちょっと目線を変えてみましょう。
確定拠出年金の目的は?
確定拠出年金は国の制度です。
だから、もちろん私たちのために用意されているのですが、どういう目的のために「確定拠出年金」の制度があるのでしょうか?
国が設置した目的や、企業にとってのメリットはちょっと横に置いておいておきましょう。
私たちが、何をするために「確定拠出年金」があるのでしょうか?
または、「確定拠出年金」を使って、私たちはどうすればいいのでしょうか?
確定拠出年金を使って、私たちは、「老後の資金を作る」「自分の明るい未来のためにお金を用意しておくこと」が目的なんですね。
そう考えたら、やっておかなくっちゃと思いますよね。
確定拠出年金のメリットとデメリットは?
確定拠出年金のデメリット
前提として、確定拠出年金は、国の制度を使って、預金や投資信託等を毎月積立していくものです。
なので、商品によっては元本割れをしてしまう可能性があるという、デメリットもあります。
確定拠出年金のメリット
でもね、メリットもたくさんあるんです。詳細は追ってご説明しますので、今回はさらっと聞いてください。
例えば、確定拠出年金って、利益が出たとき、税金がかからないんです。
また、その利益を含めた金額で運用することによって、さらにお金が増えていきます。
まだまだあります。
毎月積み立てていくお金は、全額所得控除されます。つまり、所得税が安くなるように計算されます。
お金を受け取る時にも、「退職金控除」という大きな非課税の仕組みを使う事ができるので、税金がかからない、もしくは安くすみます。
最後に、60歳になるまで引き出しができないから、絶対に老後に残る仕組みになっています。「老後の資金を作る」というそもそもの目的にも合致しています。働けるときはあてにできないお金だということです。
まとめ
いかがでしたか?
要は、確定拠出年金は、「国の優遇された制度を使って(税制優遇を利用)、自分の手で(自分の将来の年金を作る)、効率的に(普通の積立より無駄がなく投資できる)、自分の豊かな未来(老後)を作っていく、お金の育て方(毎月積立)」です。
本日は、『確定拠出年金って何?』と言うテーマで、概略をお話させていただきました。
次回はもう少し掘り下げていきたいと思います。