夫婦問題のカウンセリングをしていると、子どものことで必ず出てくるのが、
- 子どもが父親なしでかわいそう
- 転校すると、子どもが友達がいなくなってかわいそう
- 子どものにかかる教育費はいくらかかるのか不安
というものです。
本当にそう思います。
「両親がそろっているほうがいい」のは夫婦仲がいいときだけ
でもね、それって、子どもを言い訳に、今の状態が変わることから、逃げていませんか?
確かに、
- 転校したら友達がもしかしたらいなくなってしまうかもしれない
- 家でも父親がいないと、子どもはショックが大きいかもしれない
- 離婚したことでいじめられるかもしれない
そう思います。
それは、あなたの心がぶれているから、あなたが離婚をして不安だから、子どもを理由にしているのではありませんか?
子どもを理由にしているのであれば、お子さんがかわいそうです。
今でも、お子さんは、度重なる夫婦げんかで心を痛めています。
不安を感じています。
小さいながらも一生懸命両親の仲を取り持とうとして、がんばっています。
一方で、大好きなお母さんが幸せではないと感じています。
幸せという言葉が分からないかもしれないけど、悲しい、楽しくないと思っている感じています。
その、お母さんの不安な心を子どもは感じ取っているのです。
子どもを幸せにしたいなら、母親が幸せになりましょう!
では、どうしましょうね?
私はいつも、こう言います。
「お母さんが幸せであること」を優先してください。
離婚しないことにこしたことはありません。
子どもも両親がそろっていることの方がうれしいし、楽しいに違いありません。
でも、一方で、毎日泣いているお母さんを見たくはないと思っています。
お母さんが幸せであれば、自分も幸せだと感じると思いますよ。
離婚するかしないかはもちろんあなたの判断です。
あなたが子どもだったら、
- 毎日笑顔が絶えない家庭
- 毎日けんかばかりしている家庭
あなたはどちらにいたいと思いますか?
次回は、「子どもにかかる教育費はいくら必要なの?」についてです。