「家族信託」ってご存じですか?
「家族信託」とは、家族の、家族による、家族のための財産管理のしくみのことです!
「信託」とはどういうものか?
信託の始まりは「十字軍」だと言われています。
戦場に行く兵士(委託者)が、戦場に行く前に、信用のおける友人(受託者)に土地や財産を託し、家族(受益者)が困らないように運用して収入を家族に与える仕組みのことです。
今、「信託」といえば、「信託銀行」や「投資信託」を思い出され、そちらでイメージした方がわかりやすい方もいらっしゃるかもしれませんね。
登場人物は、「委託者」「受託者」「受益者」で、「投資信託」と同じような仕組みです。
それを、家族の中での「相続」の財産管理にも取り入れよう!というのが「家族信託」です。
家族信託を取り入れた方が良いケース
- 再婚した夫婦で、その夫婦間には子どもがおらず、前の結婚の時に子どもがいる方。
- 夫婦間に障がいを持った子どもがいて、その夫婦が亡くなった後に、残された子どもが不自由なく暮らしていけるために悩まれている方。
- たくさんの財産を持っていて、子どもに財産を一気に相続させてしまっては、子どもの人生を狂わせてしまうのでどうしようと悩んでいらっしゃる方。
- 土地をたくさん持っていているが現金が少なく、自分が痴呆症になったとき、財産の処分ができなくて、施設に入ることもできないからどうしようかなどと困ってみえる方。
「家族信託」をお勧めします。詳しくは「家族信託の活用事例」をご覧ください。
「家族信託」はちょっと難しい制度ですよね。
どうしたらいいかなと思われた方は、まずは一度ご相談ください。一緒に良い方法を考えていきましょう!
事業承継・相続対策に役立つ 家族信託の活用事例
税務、会計、経営、法律関係の書籍出版で定評のある清文社さまより出版させていただきました。
信託法の概略を解説し、信託を利用して財産の管理承継を行った実例を紹介しています。
家族信託の設定に関わる実務家の方、家族信託を利用した資産の管理・承継を検討している方に参考にしていただければ幸いです。今回の出版にあたり、「家族信託」の商標を登録している家族信託普及協会から「家族信託」の用語使用のご了解をいただきました。ありがとうございました。
今後も、さくら総合法律事務所では、信託も利用して、ご家族の財産の管理・承継のご相談に対応させていただきます。