2022年11月30日(水)に、一般社団法人日本相続学会東海ブロックオープンセミナーが開催されました。
榊原正則先生(株式会社新日本保険新聞社)に講師を務めていただき、「相続法改正を踏まえた生命保険の活用法」をテーマに講演をおこなっていただきました。
講演の内容
講師の榊原先生は、生保・JA・共済を対象とする保険専門誌「新日本保険新聞社(生保版)」の取材・原稿執筆・編集業務を担当され、また、年度版として毎年発行している「保険税務のすべて」の編集を37年間にわたり担当するなど、長年生命保険関連の書籍の編集・執筆に従事されています。
今回のテーマは『相続法改正を踏まえた生命保険の活用法』。
- 「相続対策を考えて生命保険に入った」
- 「活用できると思っているけど法改正に対応できているのかな」
など、相続税と生命保険を関連付けて考えている方にとっては、是非知っておいていただきたい内容です。
まず、平成30年の民法(相続法)等の改正において改正前後の比較をし、個々の状況や課題に応じて相続(税)対策をとることの必要性を話していただきました。
そして、なぜ生命保険の利用が相続対策上、有利となるのか。その特性5つについて具体例や裁判例と合わせて大変わかりやすく説明いただきました。
- 相続発生時に、現金が手にできる
- 分割が自由にできる
- 不確実なことに確実に備えることができる
- 税法上の優遇措置がある
- 生命保険金は「受取人固有の財産」である
最後に、個人契約の生命保険の税務の基礎知識や生前贈与についても説明いただきセミナーは終了となりました。
今回のセミナーでは、相続法改正を踏まえた生命保険活用法の知識を学ぶことができ、大変有意義な時間になったのではないかと思います。
榊原先生、素晴らしい講演をありがとうございました。